Global CityTech Bridge 連携プロジェクト(asilla BIZ)

#AI
実施主体
株式会社アジラ、株式会社きらぼし銀行、CIC(Global CityTech Bridge 運営)
実施期間
2025年8月〜2026年2月

本プロジェクトは、CICが推進する「Global CityTech Bridge」の取り組みの一環として、株式会社アジラが株式会社きらぼし銀行と連携し、HANEDA INNOVATION CITY を実証フィールドに実施している社会実装プロジェクトです。
「既設の防犯カメラの価値を最大化すること」をテーマに、画像解析AIを活用したデータ利活用の可能性を検証しています。

本実証では、人流分析サービス asilla BIZ を導入し、来訪者数や施設内の利用傾向を継続的に可視化。
トイレなど共用部の利用状況を把握することで、施設利用実態に基づいた清掃業務の効率化や、運営判断への活用可能性を検証しています。

また、属性分析機能を活用し、来訪者傾向を把握することで、施設運営やマーケティング施策検討における基礎データとしての有効性も確認しています。
本プロジェクトは、追加設備を必要とせず、既存カメラから得られる人流データを施設運営に活かすモデルケースとして位置づけられています。

実施方法
  • 既設の防犯カメラ映像を活用した人流データの取得
    HICIty内に設置されている防犯カメラ映像を活用し、asilla BIZによる人流計測を実施。
    新たなセンサー設置は行わず、既存設備をそのまま活用しています。
  • テーマ①:施設利用状況に応じた運営・清掃業務の効率化
    トイレなどの共用部を中心に、来訪者数や時間帯別の利用傾向を計測。
    曜日・時間帯ごとの人流データを継続的に可視化することで、施設利用実態を把握し、清掃タイミングや作業配分の最適化に向けた検証を行いました。
  • テーマ②:来訪者傾向を把握するための属性分析の活用
    asilla BIZの属性分析機能を用いて、来訪者の傾向を把握。
    施設運営やマーケティング施策検討における基礎データとして、人流データの活用可能性を検証しています。
成果と課題
  •  既設カメラを活用した人流データの取得と可視化を実現
    新たなセンサーや機器を追加することなく、HICity内に設置されている既存の防犯カメラ映像を活用し、人流データを安定的に取得・可視化できることを確認しました。
    これにより、設備更新や追加投資を抑えながら、施設全体の利用状況をデータとして把握できる手法としての有効性が示されました。
  • 施設利用実態に基づく運営判断への活用可能性を確認
    トイレなどの共用部における利用状況を、時間帯別・曜日別に把握することで、「いつ・どのエリアの利用が増えるのか」といった傾向を定量的に捉えることが可能となりました。
    これにより、清掃業務の実施タイミングや人員配置を、経験則だけでなく実際の利用実態に基づいて検討できることが確認され、運営判断へのデータ活用の可能性が示されました。
  • 来訪者傾向を把握する基礎データとしての有効性
    属性分析機能を通じて、来訪者の傾向を継続的に把握できることを確認しました。
    これにより、施設全体の利用実態を補足する情報として、人流データと組み合わせた分析が可能となり、今後の施設運営やマーケティング施策検討における基礎データとしての活用余地が示唆されました。
  • 今後に向けた運用設計・継続検証の必要性
    人流データを日常業務により効果的に活用していくためには、清掃・施設運営の既存フローとデータをどのように結びつけるかといった運用設計が重要となります。
    また、季節要因やイベント開催時の変化を含めた中長期的なデータ蓄積を行うことで、より実践的な活用モデルの検証が今後のテーマとして整理されました。
プロジェクトの遍歴

2025年8月

『実証準備』

清掃効率化および属性分析の実証に向け、HICity内の対象カメラについて、
人流計測に適した画角の調整を実施。


2025年9月〜10月

『データ収集開始・現状把握』

asilla BIZによる人流データの収集を開始し、トイレ利用率など施設利用状況の傾向を可視化。
また、屋内画角を対象に属性データの取得および精度検証を実施し、実運用における有効性を確認。


2025年11月〜12月

『運営現場ヒアリングと検証拡張』

清掃現場へのヒアリングを実施し、実際の運営課題を整理。
ヒアリング結果を踏まえ、新たな場所での人流データ収集を開始。
また、屋外カメラを対象とした属性データの取得・精度検証を行い、取得データの活用方法について検討を実施。


2026年1月

『実証実験完了』

清掃効率化および属性分析に関する一連の実証を完了し、取得データおよび検証結果の整理を実施。


2026年2月

『最終報告』

本実証実験における最終報告書を取りまとめ、検証結果および今後の活用可能性を整理。

基本情報
  • プロジェクト名称:Global CityTech Bridge 連携プロジェクト
    (TIB CATAPULT|グローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業)
  • 実施期間:2025年8月〜2026年2月
  • 実施場所:HANEDA INNOVATION CITY(東京都大田区羽田空港一丁目)
  • 実施内容(asilla BIZ):人流計測による施設利用状況の可視化、共用部(トイレ等)を中心とした利用傾向の分析、属性分析による来訪者傾向の把握
  • 参画企業・団体:株式会社アジラ、株式会社きらぼし銀行、CIC(Global CityTech Bridge 運営)
関連URL

・アジラHP(プレスリリース)
アジラ、HANEDA INNOVATION CITY®に「AI Security asilla」「asilla BIZ」の実装を開始
https://jp.asilla.com/post/hic-20250730

・CICHP(プレスリリース)
CIC Institute「東京都TIB CATAPULT『 Global CityTech Bridge』」2025年度採択プロジェクトの第一弾を決定!
https://jp.cic.com/news/tib-catapult2025/

asilla BIZは、センサーや専用のAIカメラを追加することなく、既設の防犯カメラを活用して人流や利用状況のデータを収集。日常の施設運営環境下で、清掃業務を含む運営や施策検討への活用可能性を検証しました。
asilla BIZの属性分析機能を活用し、施設入口における屋内人流データを収集。来館者数や来訪者傾向を把握し、施設利用実態の可視化を行いました。
asilla BIZの属性分析機能を活用し、屋外エリアにおける人流データを収集。イベントごとの来館者傾向や、時間帯による人流の違いを把握しました。
asilla BIZを活用し、トイレ前のカメラを活用し、オフィスビル内トイレの利用傾向を可視化。清掃業務の検討に向けて、まずは日常利用の実態把握から検証を行いました。
asilla BIZは、既存のカメラネットワークを活用し、施設運営における人流データの可視化を行います。 同じカメラ環境をAI Security asillaと共通利用することで、新たな設備を追加せずに警備用途にも対応しています。
不特定多数が利用する施設内の共用エリアにおいて人流データを取得。イベント開催時の来館傾向や混雑状況の変化を把握し、状況に応じた清掃の最適化検討につなげました。
既存のカメラネットワークから取得した人流データを、ローカルサーバーで計測・集計。クラウド経由でダッシュボードに反映し、施設の状況をWebブラウザ上で把握できます。
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