AIコンシェルジュとデジタルマップサイネージの実証実験
実施主体
川崎重工業株式会社、羽田みらい開発株式会社
実施期間
2025年2月〜(現在進行中)
施設来訪者によるサイネージ上のAIコンシェルジュへの質問および店舗情報を直感的に把握できるデジタルマップを通じて、屋内外での移動の利便性の向上に寄与するサービスを実証している。あわせて、取得したデータの活用による新たなサービス提供モデルを検討している。
将来的にHANEDA INNOVATION CITY(以下、HICity)内の他の入居者や羽田空港へ屋内測位サービスのプラットフォームとして利用してもらうことで「ヒト・ロボ・インフラのオーケストレーション」の理念の実現を目指す。

実施方法
- Wi-Fi電波状況を収集(キャリブレーション)し、Wi-Fiフィンガープリント等による屋内測位が可能になるインフラを整備。
- Zone K 地下1階の天空橋駅前に、施設情報の案内や経路案内可能なAIコンシェルジュを表示するサイネージを設置。AIコンシェルジュはKotozna株式会社のConcierGAI(多言語生成AIチャットボット)と連携し、デジタルコンシェルジュが屋内外の施設情報や経路を回答する仕組み。
- Zone B 2階のホール内にデジタルマップを表示するサイネージを設置。
- 施設内各所にデジタルマップを表示可能な二次元コードを記載したポスターを設置。
- 施設内の既設ビーコンを自社サービスのデータベースに登録し、屋内測位の補完目的で利用できることを検証。
成果と課題
- 成果:AIコンシェルジュやデジタルマップの利用傾向より、これらを表示するサイネージの設置によって、来訪者の屋内ナビゲーションとして一定程度活用されていることが示された。
- 課題:来訪者による施設情報への関心度合(AIコンシェルジュへの質問トピックやデジタルマップ上でクリック率の多い店舗)に関する情報等を取得できることは確認できたものの、来訪者の特性を把握するには他のデータ(来訪者属性や屋内での移動傾向等)と組み合わせた分析を行うことができると、よりサービスとしての展望が広がるため、今回の方法ではこの点に課題が残る。
プロジェクトの遍歴
2025年2月
HICity デジタルマップ作成開始
2025年4月
各フロアのWi-Fi電波環境調査
2025年9月
施設内にデジタルサイネージ端末設置
2025年10月
・施設内の既設ビーコンを利用し、ビーコンの測位補助としての有効性を確認
・施設内にデジタルマップを表示可能な二次元コードを記載したポスターを設置
基本情報
- 名称:AIコンシェルジュとデジタルマップサイネージ設置の実証実験
- 開始年月日:2025年2月~現在進行中
- 実施場所:HANEDA INNOVATION CITY(大田区羽田空港1丁目1−4)
- 実施主体:川崎重工業株式会社、羽田みらい開発株式会社
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