
北陸応援マルシェ、ファッションショーで賑わう「初夏ふぇす」イベントレポート
2024年5月1日から6月1日まで、HANEDA INNOVATION CITY(以下、HICity)では、内容盛りだくさんのイベント「初夏ふぇす」を開催しました。期間中は週末を中心に、足湯スカイデッキでのDJライブや60歳以上の個性豊かな女性たちによるファッションショーなどさまざまな企画を実施し、老若男女たくさんの人で賑わいました。なかでもとくに盛り上がりを見せた5/25(土)、26(日)の様子を振り返ります。

北陸の魅力を堪能する「北陸応援マルシェ」
城南信用金庫が事務局を務め、羽田イノベーションシティに拠点を置く「よい仕事おこしネットワーク」は、全国の名産品を販売する「地域周遊マルシェ」を定期的に開いています。
今回は年始に発生した能登半島地震の被災地を応援するため、石川県・富山県の信用金庫と協力し「北陸応援マルシェ」として実施しました。地域を限定するのは今回が初の試みです。早々に商品が完売御礼となり急遽追加手配したというブースもあり、来場者の北陸に対する関心の高さがうかがえました。












Worldcoinの認証スペース「The Orb」とスギ薬局の実験店舗「sugi +」
「この街で過ごす、すべての人にイノベーションを」。羽田イノベーションシティではこのコンセプトのもと、これまで知らなかった価値観や発想との思いがけない出会いが生まれるようさまざまな企業や施設を誘致し最先端の技術やカルチャーを、今回のイベントでも各所で発信しています。




OVER60の魅力が咲き誇るファッションショー「飛衣-TOBIGINU-」
イノベーションコリドーJゾーンの階段では、忌野清志郎の衣装デザイナーとして知られるRuuRuu氏によるファッションショー「飛衣-TOBIGINU-」を開催しました。
花のような色とりどりのドレスに身を包み舞うように、イノベーションコリドーの階段を利用したランウェイを降りてくるのは、Ruu Ruu氏が「GREAT AGE」と呼ぶ魅力的な60代以上の女性たち。満開の笑顔と優雅な動き、チャーミングな仕草に、通りかかった人も足を止めて見入っていました。「こんなふうになれるなら、歳を取るのも悪くないな」と勇気づけられた人も少なくなかったのではないでしょうか。






180度広がる空の下、足湯に浸りながら音楽を楽しむ「koi lounge」
羽田空港を一望できる無料の足湯施設「足湯スカイデッキ」は、両日ともドリンクを片手に音楽を楽しめるリトリートラウンジ「koi lounge」に変身しました。11時から21時まで、15組のDJが代わる代わる登場。30分ごとに音楽のテイストががらりと変わります。
DJライブを目当てに来た派手な一団もいれば、足湯に浸かって休憩する家族も、バズーカのような望遠レンズで飛行機を撮影する航空ファンも。頭上を飛行機が駆け上っていくと、風を切るキーンという音とDJが奏でるサウンドが絶妙に混じり合い、みんなが空を見上げます。さまざまな属性の人が大空と音楽を共有してくつろぐ、ほかでは見られない光景が広がっていました。




天気に恵まれ、「風薫る」という言葉がぴったりの日。とびきり開放感のある場所で、DJもお客さんも気持ち良さそうに表情が緩んでいました。

来場してくださったみなさんそれぞれにきっと「思いがけない出会い」があったのではないでしょうか。羽田イノベーションシティでは、定期的にこうしたイベントを開催しています。次の大きなイベントは夏祭り。ぜひ遊びにいらしていただけると嬉しいです!
text : Emiko Hida photo : Nozomu Ishikawa